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目指せ腸内美人! 腸美人が続けている食習慣3原則

目指せ腸内美人! 腸美人が続けている食習慣3原則

私たちの腸内には100兆個もの腸内細菌が棲みついており、「腸内フローラ」という集団を形成しています。腸内フローラを構成する細菌は、カラダにいい影響をもたらす善玉菌(有用菌)、悪い影響をもたらす悪玉菌(有害菌)、どちらにも属さない日和見(ひよりみ)菌の3つのタイプに分けられます。

善玉菌は食物繊維を発酵・分解しながら生きていますが、そのときに作られるのが「酸」。
この酸には、悪玉菌の増殖を抑制したり、腸のぜん動運動を促してスムーズなお通じを助けたりと、腸内環境を整える役割があります。
さらに、酸の中でも「短鎖脂肪酸」と呼ばれる酸は大腸のエネルギー源となり、大腸の正常なはたらきを助けています。

善玉菌が優勢にはたらいていればいい腸内環境といえますが、腸内環境は食事や運動、睡眠などの影響で変化しやすいんです…。
腸内環境が悪化すると、便秘や下痢などのおなかの不調が現れてきます。

腸内環境を整えるには、腸内の善玉菌を増やすことがポイント!

もう「汚腸」と呼ばせない!
今回は腸美人が続けている食習慣3原則をご紹介します。

【今すぐできる腸美人習慣①】お腹が空いてから食べる

一日三食、決まった時間に食べることが大事とよく聞きますが、まったく空腹感を覚えていないのに決めた時間になったからと無理に食べるのは必ずしも体のためになりません…。

空腹時も腸は運動をしており、とても重要な役割があります。
それは、食べ物の残りカスや人体にとって有害な細菌などを順々に外に送り出して掃除をするということ。 有害な細菌は食べ物の残りカスを腐敗させたり、有益な細菌に悪影響を与えたりすることがあるので、こうした腸の運動は、からだを守る大切な役割を果たしているといえます。

つまり、健康な消化活動を保つためには、掃除の時間(空腹の時間)をきちんと確保することが重要。 よく言われる「夕食をなるべく早めに済ませる」「真夜中の夜食は避ける」というのは、食事と食事の間に空腹の状態を作り、しっかりと掃除をするためでもあるのです。 一日三食、決まった時間に食べることはもちろんとても大事ですが、「お腹が空いたら次の食事をとる」という体からの自然なサインを信じることもひとつの方法です!

【今すぐできる腸美人習慣②】『温かいもの』から食べる

ダイエットのために、野菜から食べてお腹をある程度満たしたり、糖の吸収を穏やかにしてからお肉やお魚、炭水化物を食べる“ベジファースト”や、まずお肉を食べて暴食を防ぐ“ミートファースト”などが話題になっていますが、腸内美人を目指す!という観点からは、何と言っても“ホットファースト”です。 「温かいものを先に食べる」ことを意識してみましょう♪

腸に不調を感じている方は、腸が冷えている方が多いんです…。
だからまず温かいものをお腹に入れましょう!

お味噌汁

腸が冷えていると感じていたら、まず温かいお味噌汁やスープからお腹に入れましょう。
血糖値の上昇も抑えてくれるので、ダイエット効果も得られます♪
血糖値の上昇を抑える、という意味では、もずくやめかぶなどのネバネバ食材から食べるのも◎

逆に、冷たいものから口にすると、消化・吸収のために通常より時間もエネルギーも要してしまうので注意が必要です。

【今すぐできる腸美人習慣③】よく噛んで、『腹八分目』

消化吸収をよくするためには、唾液をたくさん出すことが必須です!
ひとくち30~100回噛んで食べることを意識してみましょう。
胃や腸に負担をかけずに、少ない量で必要な栄養分を摂取することができます。
外食の席では、毎回たくさん噛むのが難しいでしょうから、最初のひと口だけを30回噛むだけでも十分効果がありますよ!

そして、昔から「腹八分目は医者いらず」ということわざがあるように、腹八分目の食事も大切です。
人が満腹感を覚えるのは食べ始めてから15分後とのこと。
それを考えて、いつも用意する自分の食べる量を調節してもいいかもしれませんね。
よく噛んでゆっくり食べることで満腹感が生じてくるので、食べ過ぎなくて済むようになります。

食べ過ぎは、肥満だけでなく動脈硬化の原因になります。
よく噛んで食べるということは、腹八分目を目指す上でもいい方法なんです。
「もう少し食べたいな」と思うくらいが腸にも、ダイエットにも大事かもしれません♪